リスク：内出血
注射器を用いる為、細い血管に当たってしまい内出血を引き起こす可能性があります。

リスク：献血ができなくなります
本製剤は生体由来の原料を使用している為、特定生物由来製薬（B型肝炎、C型肝炎、HIV, クロイツフェルトヤコブ病等のウイスル感染のリスクがある製薬）に指定されています。本製剤には血液成分は入っておらず滅菌処理をして製造していますが注射をした方は献血ができなくなります

副作用：発疹・掻痒感・頭痛・肝機能障害

ヒト胎盤抽出物を一般名とする医薬品は国内で承認されていますが、承認されている効能・効果及び用量と当院での使用目的・方法は異なります

医薬品医療機器等法において、プラセンタ（ラエンネック）は「慢性肝疾患における肝機能の改善」プラセンタ（メルスモン）は「更年期障害、乳汁分泌不全」への効能・効果は承認されていますが、それ以外（美容目的等）での使用は国内で承認されていません。よって自由診療となります。

当院で使用しているプラセンタ（ヒト胎盤抽出物）はメルスモン製薬株式会社・株式会社日本生物製剤で製造された国産を使用しています。

現在重大なリスクは報告されていませんが、クロイツフェルトヤコブ病の伝播の理論的なリスクは否定できません

万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります

点滴中に血管が痛むことがあります。この痛みは点滴速度を遅らせたり、ホットパックを当てたり、マグネシウムを点滴に加えることで軽減できます。

点滴中は尿の回数が増え、のどの渇きを感じることがあります。脱水予防のためにも、適宜水分補給できるよう、飲み物をご持参ください（ペットボトルが飲みやすく、お勧めです）。

ビタミンCはブドウ糖と化学構造が極めて似ており、ビタミンC点滴により、体はブドウ糖が入ったと勘違いして血糖を下げるインスリンを分泌します。このため、低血糖の状態となることがあります。点滴には空腹では臨まないようにしてください。

糖尿病などで簡易血糖測定器を使用している方が、高濃度ビタミンC点滴後に測定すると、高血糖の値が出ることがあります。これはビタミンCとブドウ糖の化学構造が似ているために起こる現象です。
万が一、点滴後に簡易血糖測定器で高血糖の値が出たからといって、インスリンの追加注射は行わないでください。

A）下痢・嘔吐（下痢を起こさないビタミン量を選ぶ・速度を遅くするなどして回避します。）
B）低カルシウム血症（必要に応じて採血検査を行います。）
C）溶血（事前に「G6PD検査」を行います。）
D）がんの壊死による出血（稀にあります。）
E）不眠 など